ロータイプの食器棚はその低いデザインで日々の使い勝手が良いと好評ですが、お家のスタイルによっては合わないこともありますね。
このタイプの食器棚は、低さがもたらすいくつかの利点がありますが、使いづらさを感じることもあるので、選ぶときは慎重に。
今回は、ロータイプの食器棚の特徴や、引き出し式や引き戸式など様々な収納オプションについてもくわしく解説します。
ご家庭にぴったりの食器棚を選ぶ参考にしていただけたらと思います。
ロータイプ食器棚の基本と使いやすさ
食器棚の高さでどう選ぶ?
食器棚はそのサイズによっていくつかのタイプに分類されます。
高さでいうと、「100cm以下はロータイプ」「天井近くまであるものはハイタイプ」「その間がミドルタイプ」となっています。
横幅で選ぶなら、「広いものはワイドタイプ」「狭いものはスリムタイプ」です。
この記事では、特に低めのロータイプにスポットを当ててみましょう。
ロータイプが向いているのはこんな場合
ロータイプの食器棚は使い勝手が良く、さまざまな利点がありますが、すべての状況にマッチするわけではありません。
「ロータイプがおすすめなのは、収納するものが少ない場合」です。
ただし、奥行きや幅が広いワイドタイプであれば、たくさんのものを収納することもできます。
ハイタイプが必要な時とは?
収納するものが多い場合や、限られたスペースに合わせる必要がある場合は、ハイタイプの食器棚が必要になります。
幅が狭くても高さがあれば、多くを収納できるからです。
また、ミドルタイプがちょうど良い場合もありますね。
置く場所の広さや、収納する物の量と大きさを考慮して、最適なタイプを選びましょう。
将来的に収納物が増えるかもしれないことも、頭に入れておくと良いですね。
ロータイプ食器棚の大きな魅力
圧迫感を感じさせない配慮
ロータイプの食器棚は低いため、部屋を圧迫することなく、すっきりとした印象を保てます。
視界に余裕が生まれることも、大きな利点の一つです。
このため、部屋が狭く見えずに済みますし、上部の空間は壁装飾やDIY収納など、創造的に活用することも可能です。
ロータイプでできる色々な使い方
ロータイプの食器棚は、食器の収納だけでなく、様々な用途で使えるのが魅力です。
その低さが新しい使い方を可能にし、他のタイプでは難しいメリットをもたらしてくれます。
どんな使い方ができるか、次回はその具体的な内容を詳しくご紹介しますね。
ロータイプ食器棚、移動がラクラク
ロータイプの食器棚は高さが低いため、移動がしやすいのが特徴です。
ハイタイプやミドルタイプよりも軽く持ち上げやすく、数人で動かす時も安定感があります。
キャスター付きなら一人でもスムーズに移動可能ですし、床を保護する「カグスベール」を使えば、キズを心配せずに食器棚を滑らせて動かせます。
地震に強いロータイプ食器棚
ロータイプの食器棚は、その低さから地震の際の転倒リスクが低く、安心して使えます。
万一倒れても、ハイタイプやミドルタイプに比べて被害が少なく、収納物が落ちる高さも低いため、怪我の危険も減ります。
それでも、お子さんがいるご家庭ではさらに安全対策を考えることが大切です。
使い勝手の良い多機能天板
ロータイプの食器棚の天板は、ちょうど良い高さにあり、日常生活で大変便利に使えます。
物を置いたり、作業スペースとして利用したりするのに最適です。
また、お部屋のアクセントとしてデコレーションスペースにも、追加の収納場所としても活用できます。
天板にキッチン家電を安心設置
ロータイプ食器棚の天板は、キッチン家電を置くのに適しています。
炊飯器やオーブンの熱や蒸気が直接棚に影響を与えることが少ないので、長持ちさせることができます。
さらに、キッチン家電を考慮したレンジボードの使用も良い選択肢です。
キッチンカウンターとしての活用法
ロータイプの食器棚は、キッチンカウンターや食事スペースとしても大活躍します。
調理補助台としてはもちろん、軽食をとるテーブルとしても使え、部屋の間仕切りとしても機能します。
キャスターや「カグスベール」の使用で、場所の変更も手軽に行えます。
収納スペースについての考慮
ロータイプの食器棚は、同じ幅と奥行きの場合、ミドルタイプやハイタイプよりも収納スペースが少なくなることがあります。
しかし、適切なサイズを選べば必要な収納量を確保できるため、自分のニーズに合わせて選ぶことが重要です。
広い幅や奥行きを選べば、より多くのアイテムを収納できますが、それだけスペースも必要となります。
ロータイプ食器棚の便利さと工夫が必要な点
大きい食器も収納できるかチェックを
食器棚を選ぶ時は、収納するものの量だけでなく大きさも考慮する必要がありますね。
特に大皿などの大きい食器は、食器棚の奥行きが足りないと収納できません。
ロータイプのモデルには奥行きが狭いものが多いので、購入する前にはしっかりと収納したいアイテムのサイズと食器棚の奥行きを確認することが大切です。
ロータイプでは出し入れが少し大変
ロータイプの食器棚では、よく使う食器を低い位置に収納するため、出し入れが少し手間に感じることがあります。
毎回しゃがんで取り出す必要があるので、日々のこととなると少々負担になるかもしれません。
ただ、使いやすく設計されたロータイプの食器棚もあるので、そういったモデルを選ぶといいでしょう。
引き出し収納で快適に使える
引き出しタイプのロータイプ食器棚はとても便利です。
上から中身を確認できるので、立ったまま簡単に物を取り出せます。
しゃがむ必要が少なく、日常的に使ううえでストレスが減りますね。
引き出しの最下部を除けば、無理な姿勢で物を取り出すこともありません。
引き出しで整理もラクラク
引き出し収納は整理しやすく、全開にすれば一目で中身を確認できます。
皿を立てて収納できるので、取り出しやすく、整理もしやすいです。
引き出しにぴったりのディッシュスタンドを使うと、さらに収納が効率的になります。
スペースが限られているなら引き戸も考えて
家の中で場所を取る引き出し収納や扉の開閉にはスペースが必要です。
特に場所が限られているときは、引き戸を検討するのがおすすめです。
引き戸は必要なスペースが少なくて済みますが、ロータイプとの組み合わせでは少し使いにくくなることもあるので、その点を考慮に入れて選びましょう。
使い勝手で選ぶロータイプ食器棚
ロータイプの食器棚は、「収納するものが少ない」または「広いスペースが確保できる」場合に特に向いています。
部屋がすっきり見える効果もあり、天板をディスプレイスペースとして活用できるなど、多機能性を持っています。
引き出し収納を選べば、さらに使い勝手が向上します。
この記事でロータイプの魅力が伝わったら嬉しいです。